台詞名人会、復活。【於:国立劇場】
2025年9月に開催の副会長西川鯉主催の浴衣会への参加を経て、遂に「台詞名人会」がバージョンアップをし、10月25日に国立劇場の稽古場を活用し復活致しました。
カブケンとして今回初めての会場となりました国立劇場に関しては会長の犬丸による「文化政策への提言」を是非、ご一読頂ければと思います。
冒頭に会長によるご挨拶と演目の解説で始まり、続いて慶應所縁の先人が創作した「古事記」を題材にした演目の後、特別参加頂いた山崎徹さんによる「附打(つけうち)」のワークショップを開催。現役生も参加致しました。
歌舞伎ならではの演出技法「附打」を間近で体感した後は、山崎さんとのセッションでカブケンの登竜門演目ともいわれる『白浪五人男ー稲瀬川勢揃いの場ー』をご披露。休憩を挟んだ後、いよいよお待ちかね、義太夫三味線で人間国宝の鶴澤津賀寿師をお迎えして『鎌倉三代記』の後半部分をお聴き頂きました。本番を迎えるにあたり、現役当時の活動を彷彿させる様な義太夫の皆様とのお稽古をご一緒させて頂く機会にも恵まれ熱量を高め活動に励む事が叶いました。

当日は小雨の降る中でしたが、慶應のカブケン関係者が賑々しく一同に集う場となりました。久方ぶりの会を無事に終えられましたことは御関係各位の皆様のご尽力の賜物に他なりません。誠にありがとうございました。


